クラス SGEditboxObject

エディットボックスウィジェットを提供するクラス [詳細]

#include <sgobject.h>

SGEditboxObjectに対する継承グラフ
Inheritance graph
[凡例]

すべてのメンバ一覧

Public メソッド

 SGEditboxObject (SGDialog *dlg, SGObject *parent, int id)
 コンストラクタ
virtual ~SGEditboxObject ()
 デストラクタ
virtual void SetAttr (int attr)
virtual void Draw (SGSurface *surface, SGRect region, int offx=0, int offy=0)
virtual void SetText (SGString text)
virtual SGStringGetText ()
virtual int GetFocusStop ()
virtual void SetFocusStop (int stop)
virtual int GetEnableRepeat ()
virtual void SetEnableRepeat (int enable=1)
virtual void GetRepeatTime (int &first, int &interval)
virtual void SetRepeatTime (int first, int interval)
virtual int GetCaret ()
 キャレットの有無を取得する
virtual void SetCaret (int caret)
 キャレットの有無を設定する
virtual void SetFontId (int fontid)
virtual void SetMarginX (int margin)
virtual void SetMarginY (int margin)
virtual void SetAlign (int align)
virtual void SetColor (unsigned int col)
virtual void SetColorEffect (unsigned int col)
virtual void SetLinespace (int space)
virtual int GetFontId ()
virtual int GetMarginX ()
virtual int GetMarginY ()
virtual int GetAlign ()
virtual unsigned int GetColor ()
virtual unsigned int GetColorEffect ()
virtual int GetLinespace ()
SGTextAttributeGetTextAttr (int type)
 テキストの属性を保持している SGTextAttribute クラスを取得する
int SetCaretPosition (int ctrl, int index=-1)
 キャレット位置を変更する
void SetImage (SGImage *image)
 オブジェクトにイメージを登録する
int CtrlText (int ctrl, const char *data=NULL)
 文字列を操作する
int GetCaretPos ()
 キャレットの位置を取得する
int GetTextLength ()
 文字列の長さを取得する
int IsComma ()
 カンマ表示を行う設定になっているかどうか確認する
void SetComma (int enable)
 カンマ付き表示をする/しないを設定する
int IsPassword ()
 パスワード表示を行う設定になっているかどうか確認する
void SetPassword (int enable)
 パスワード表示をする/しないを設定する

説明

エディットボックスウィジェットを提供するクラス


コンストラクタとデストラクタ

SGEditboxObject ( SGDialog dlg,
SGObject parent,
int  id 
)

コンストラクタ

引数:
dlg このオブジェクトを持っているダイアログ
parent このオブジェクトを管理する親オブジェクト
id オブジェクトのリソースID
~SGEditboxObject (  )  [virtual]

デストラクタ


関数

void SetAttr ( int  attr  )  [virtual]

オブジェクトの属性を設定する オブジェクトの属性を設定します。

引数:
attr 属性

SG_ATTR_NORMAL  (0)
SG_ATTR_DISABLE (1)
SG_ATTR_ACTIVE  (2)
SG_ATTR_FOCUS   (3)
SG_ATTR_DOWN    (4)
SG_ATTR_ACTDOWN (5)
SG_ATTR_HIDE    (6)
SG_FOCUS_ON     (16)
SG_FOCUS_OFF    (17)
SG_PUSH_ON      (18)
SG_PUSH_OFF     (19)

SGObjectを再定義しています。

void Draw ( SGSurface surface,
SGRect  region,
int  offx = 0,
int  offy = 0 
) [virtual]

オブジェクトを描画する 更新範囲内に含まれるオブジェクトの描画を行います。

引数:
surface 表示するサーフェース
region 更新範囲
offx オフセットX
offy オフセットY

SGObjectを再定義しています。

void SetText ( SGString  text  )  [virtual]

文字列を設定する 文字列を設定します。

引数:
text 文字列

SGObjectを再定義しています。

SGString * GetText (  )  [virtual]

文字列を取得する 文字列を取得します。

戻り値:
文字列

SGObjectを再定義しています。

int GetFocusStop (  )  [virtual]

フォーカス属性を付けることができるか調べる このオブジェクトにフォーカス属性を付けることができるか調べます。

戻り値:
TRUE フォーカス属性を付けることができます。
FALSE フォーカス属性を付けることはできません。

SGObjectを再定義しています。

void SetFocusStop ( int  stop  )  [virtual]

フォーカス属性を付けることが、できる/できない、を設定する フォーカス属性を付けることが、できる/できない、を設定します。
フォーカスが有効なオブジェクトはボタンとエディットボックスのみです。
その他のオブジェクトに設定した場合は無視されます。
ボタンやエディットボックスにフォーカスを置きたくない場合に使用します。
デフォルトではボタン、エディットボックスはフォーカスが有効になっています。

引数:
stop TRUE 有効(フォーカス属性を付けることができるようにする)
stop FALSE 無効(フォーカス属性を付けることができないようにする)

SGObjectを再定義しています。

int GetEnableRepeat (  )  [virtual]

押し下げ状態の時にクリックを許可する/しないを設定 押し下げ状態の時に次のクリックを許可するかしないかを設定します。 詳しくは SetPushTime の説明を参照して下さい。

引数:
enable TRUE:許可する FALSE:許可しない
参照:
SGObject::SetPushTime(int time) キーリピートの有効/無効を取得するキーリピートの有効/無効を取得します。 キーリピートが有効なオブジェクトはボタンとエディットボックスのみです。
戻り値:
TRUE 有効
FALSE 無効

SGObjectを再定義しています。

void SetEnableRepeat ( int  enable = 1  )  [virtual]

キーリピートの有効/無効を設定する キーリピートの有効/無効を設定します。
キーリピートが有効なオブジェクトはボタンとエディットボックスのみです。
その他のオブジェクトに設定した場合は無視されます。
初期状態ではキーリピートは無効に設定されています。

引数:
enable 有効/無効

TRUE  有効(省略時)
FALSE 無効

SGObjectを再定義しています。

void GetRepeatTime ( int &  first,
int &  interval 
) [virtual]

キーリピートが開始されるまでの時間とキーリピート間隔を取得する キーリピートが開始されるまでの時間とキーリピート間隔を取得します。

引数:
first キーリピートが開始されるまでの時間取得用(ms)
interval キーリピート間隔取得用(ms)

SGObjectを再定義しています。

void SetRepeatTime ( int  first,
int  interval 
) [virtual]

キーリピートが開始されるまでの時間とキーリピート間隔を設定する キーリピートが開始されるまでの時間とキーリピート間隔を設定します。

引数:
first キーリピートが開始されるまでの時間(ms)
interval キーリピート間隔(ms)

SGObjectを再定義しています。

int GetCaret (  )  [virtual]

キャレットの有無を取得する

このオブジェクトにキャレットが存在するかどうか確認します。
キャレットはエディットボックスにのみ存在します。

戻り値:
TRUE キャレット有り
FALSE キャレット無し

SGObjectを再定義しています。

void SetCaret ( int  caret  )  [virtual]

キャレットの有無を設定する

このオブジェクトのキャレットをON/OFFします。
キャレットを置くことができるのはエディットボックスだけです。

引数:
caret 有無

TRUE  キャレットを置く
FALSE キャレットを外す

SGObjectを再定義しています。

void SetFontId ( int  fontid  )  [virtual]

使用するフォントを設定する このオブジェクトが使用するフォントを設定します。
オブジェクトがフォントを持たない場合、処理は無視されます。

引数:
fontid フォントのリソースID

SGObjectを再定義しています。

void SetMarginX ( int  margin  )  [virtual]

文字列を配置する時の横方向のマージンを設定する 文字列を配置する時の横方向のマージンを設定します。
オブジェクトが文字列を持たない場合、処理は無視されます。

引数:
margin マージン幅

SGObjectを再定義しています。

void SetMarginY ( int  margin  )  [virtual]

文字列を配置する時の縦方向のマージンを設定する 文字列を配置する時の縦方向のマージンを設定します。
オブジェクトが文字列を持たない場合、処理は無視されます。

引数:
margin マージン幅

SGObjectを再定義しています。

void SetAlign ( int  align  )  [virtual]

文字列の配置情報を設定する 文字列の配置情報を設定します。
オブジェクトが文字列を持たない場合、処理は無視されます。
文字列の配置情報は SGDialog::SetAlign() を使用すると便利です。

引数:
align 配置
左右方向の寄せ

SG_ALIGN_CENTER  中央
SG_ALIGN_LEFT    左寄せ
SG_ALIGN_RIGHT   右寄せ

上下方向の寄せ

SG_ALIGN_MIDDLE  中央
SG_ALIGN_TOP     上寄せ
SG_ALIGN_BOTTOM  下寄せ

属性

SG_ALIGN_XSTRETCH 横方向が枠に収まらない時は幅を縮小して全部を表示します。
SG_ALIGN_YSTRETCH 縦方向が枠に収まらない時は高さを縮小して全部を表示します。
SG_ALIGN_STRETCH  横方向または縦方向が枠に収まらない時は縮小して全部を表示します。
SG_ALIGN_COMMA    3桁毎にカンマを追加し、通貨表示にします(1,234,567)
SG_ALIGN_NOCLIP   枠からはみ出す場合でもクリップしないでそのまま表示します。

左右方向の寄せと上下方向の寄せをそれぞれ指定できます。
属性は複数指定可能です。
寄せや属性など複数指定の場合は|(or)で組み合わせて指定します。

参照:
SGDialog::SetAlign(int objid,int align)

SGObjectを再定義しています。

void SetColor ( unsigned int  col  )  [virtual]

文字列表示色を設定する 文字列を表示する色を設定します。
オブジェクトが文字列を持たない場合、処理は無視されます。

引数:
col 文字色

SGObjectを再定義しています。

void SetColorEffect ( unsigned int  col  )  [virtual]

効果色を設定する 文字列を表示する際の効果色を設定します。
オブジェクトが文字列を持たない場合、処理は無視されます。

引数:
col 文字色

SGObjectを再定義しています。

void SetLinespace ( int  space  )  [virtual]

複数行文字列を表示する時の改行幅を設定する 複数行文字列を表示する時の改行幅を設定します。 オブジェクトが文字列を持たない場合、処理は無視されます。

引数:
space 改行幅

SGObjectを再定義しています。

int GetFontId (  )  [virtual]

使用しているフォントを取得する このオブジェクトが使用しているフォントのリソースIDを取得します。
オブジェクトがフォントを持っていない場合は0(ゼロ)が返ります。

戻り値:
フォントのリソースIDを返す。

SGObjectを再定義しています。

int GetMarginX (  )  [virtual]

文字列を配置する時の横方向のマージンを取得する 文字列を配置する時の横方向のマージンを取得します。
オブジェクトが文字列を持たない場合、処理は無視されます。

戻り値:
マージン幅

SGObjectを再定義しています。

int GetMarginY (  )  [virtual]

文字列を配置する時の縦方向のマージンを取得する 文字列を配置する時の縦方向のマージンを取得します。
オブジェクトが文字列を持たない場合、処理は無視されます。

戻り値:
マージン幅

SGObjectを再定義しています。

int GetAlign (  )  [virtual]

文字列の配置情報を取得する 文字列の配置情報を取得します。
オブジェクトが文字列を持たない場合、0ゼロが返ります。 文字列の配置情報の取得は SGDialog::GetAlign() を使用すると便利です。

戻り値:
配置
左右方向の寄せ
SG_ALIGN_CENTER  中央
SG_ALIGN_LEFT    左寄せ
SG_ALIGN_RIGHT   右寄せ
上下方向の寄せ
SG_ALIGN_MIDDLE  中央
SG_ALIGN_TOP     上寄せ
SG_ALIGN_BOTTOM  下寄せ
属性
SG_ALIGN_XSTRETCH 横方向が枠に収まらない時は幅を縮小して全部を表示します。
SG_ALIGN_YSTRETCH 縦方向が枠に収まらない時は高さを縮小して全部を表示します。
SG_ALIGN_STRETCH  横方向または縦方向が枠に収まらない時は縮小して全部を表示します。
SG_ALIGN_COMMA    3桁毎にカンマを追加し、通貨表示にします(1,234,567)
SG_ALIGN_NOCLIP   枠からはみ出す場合でもクリップしないでそのまま表示します。
属性は複数指定されている場合があります。
参照:
SGDialog::GetAlign(int objid)

SGObjectを再定義しています。

unsigned int GetColor (  )  [virtual]

文字列表示色を取得する 文字列を表示する色を取得します。
オブジェクトが文字列を持たない場合、0ゼロが返ります。

戻り値:
文字色

SGObjectを再定義しています。

unsigned int GetColorEffect (  )  [virtual]

効果色を取得する 文字列を表示する際の効果色を取得します。
オブジェクトが文字列を持たない場合、0ゼロが返ります。

戻り値:
効果色

SGObjectを再定義しています。

int GetLinespace (  )  [virtual]

複数行文字列を表示する時の改行幅を設定する 複数行文字列を表示する時の改行幅を設定します。 オブジェクトが文字列を持たない場合、0ゼロが返ります。

戻り値:
改行幅

SGObjectを再定義しています。

SGTextAttribute & GetTextAttr ( int  type  ) 

テキストの属性を保持している SGTextAttribute クラスを取得する

テキストの属性を保持している SGTextAttribute クラスを取得します。
取得するテキスト属性に関する詳細は SGTextAttribute を参照して下さい。

引数:
type 種類

SG_ATTR_NORMAL(0)   通常の状態用
SG_ATTR_DISABLE(1)  ディスエーブルの状態用
SG_ATTR_ACTIVE(2)   アクティブの状態用(ラジオ、チェックなど)
SG_ATTR_FOCUS(3)    フォーカス用
戻り値:
テキストの属性( SGTextAttribute
参照:
SGTextAttribute::SGTextAttribute()
int SetCaretPosition ( int  ctrl,
int  index = -1 
)

キャレット位置を変更する

キャレット位置を変更します。

引数:
ctrl 機能コード

SG_CUR_POSITION  キャレット位置をindex文字目に移動します。
SG_CUR_FORWARD   キャレット位置を一文字分進めます。
SG_CUR_BACK      キャレット位置を一文字分戻します。
SG_CUR_BEGIN     キャレット位置を先頭に移動します。
SG_CUR_LAST      キャレット位置を文字列の最後に移動します。

ctrlがSG_CUR_POSITIONでindexを省略する(0以下を指定する)と位置を変えずに単に再表示となります。

index キャレット位置
※ctrlがSG_CUR_POSITIONの時のみ使用
戻り値:
変更後のキャレット位置
void SetImage ( SGImage image  ) 

オブジェクトにイメージを登録する

オブジェクトにイメージを登録します。
この関数は SGGroupObject::AddEditbox() からコールされています。 最終的に SGEditboxImage::CreateImage() をコールして登録されているファイル名の 画像を読み込み、サーフェースを生成します。

引数:
image エディットボックス用イメージクラス
int CtrlText ( int  ctrl,
const char *  data = NULL 
)

文字列を操作する

エディットボックス内の文字列を操作します。
文字列を操作する場合は SGDialog::EditboxCtrl() を使用すると便利です。

引数:
ctrl 機能コード

SG_CUR_DELETE キャレット位置の右側の文字を1文字削除します。
SG_CUR_INSERT キャレット位置に指定の文字列(data)を挿入します。
SG_CUR_ADD    エディット文字列に指定の文字列(data)を追加します。
SG_CUR_REMOVEALL 全てのエディット文字列を削除します。
data 追加/挿入文字列
戻り値:
変更後のカーソルポジション
参照:
SGDialog::EditboxCtrl(int objid,int ctrl,int pos)
int GetCaretPos (  ) 

キャレットの位置を取得する

キャレットの位置を取得します。

戻り値:
位置
int GetTextLength (  ) 

文字列の長さを取得する

文字列の長さを取得します。

戻り値:
文字列の長さ
int IsComma (  ) 

カンマ表示を行う設定になっているかどうか確認する

カンマ表示を行う設定になっているかどうかを確認します。

戻り値:
TRUE カンマ表示する
FALSE カンマ表示しない
void SetComma ( int  enable  ) 

カンマ付き表示をする/しないを設定する

通貨表示(1,300,000)のようにカンマ付き表示をする/しないを設定します。

引数:
enable する/しない

TRUE  カンマ付き4ケタ区切り表示する
FALSE カンマ表示しない
int IsPassword (  ) 

パスワード表示を行う設定になっているかどうか確認する

パスワード表示を行う設定になっているかどうかを確認します。

戻り値:
TRUE パスワード表示する
FALSE パスワード表示しない
void SetPassword ( int  enable  ) 

パスワード表示をする/しないを設定する

パスワード表示をする/しないを設定します。

引数:
enable する/しない

TRUE  パスワード表示する
FALSE パスワード表示しない

このクラスの説明は次のファイルから生成されました:

PlusG リファレンスマニュアル Ver 2.0.0