コマンドについて
起動通知と状態遷移 HELLO / CHANGE
端末のモニタ・アプリケーションが起動、または、休止状態から復帰すると端末から HELLO または CHANGE コマンドが 送信されます。
セッションIDを持っていない場合
初回の起動、または、長時間の休止などで記憶していたセッションIDが無くなった場合など、 セッションIDを持っていない状態でのアプリケーション起動は HELLO コマンドが送信されます。
要素 | | ステーション |
HELLO+ログイン | → | PGApplication::OnStart() コールバック |
| ← | ERROR Status:Authentication Message:認証失敗 |
| ← | OPEN File:Top.json などを送信 |
|
要素 | 説明 |
Command | コマンド名。HELLO固定 |
Id | ログインID |
Pass | ログインパスワード |
OS | Android |
Type | MOBILE / PAD |
ResolutionH | デバイス解像度(高さ) |
ResolutionW | デバイス解像度(幅) |
セッションIDを持っている場合
休止状態の復帰で、既にセッションIDを持っている場合は、現在のダイアログ名と共に、CHANGE コマンドが送信されます。
要素 | 説明 |
Command | コマンド名。CHANGE固定 |
SessionId | セッションID |
DialogName | ダイアログ名 |
状態通知/変更 CONDITION / UPDATE
端末の状態や値が変化したことを通知する CONDITION コマンドと
ステーションの状態や値の変化を、端末の画面に反映させるために送信する UPDATE コマンドがあります。
端末 → ステーション NOTIFY / CONDITION
NOTIFY コマンドは CONDITION コマンド送信を要求するコマンドです。
CONDITION コマンドは NOTIFY からの要求を受け、オブジェクトの状態や値を取得し、ステーションへ送信します。
このとき送信する内容は NotifyList に記述されている要素です。
どのオブジェクトの CONDITION コマンドを送信するのかを指定する方法は次の2タイプの方法があります。
- Nameで指定する
Name要素へ送信するオブジェクトのName値を指定します。
Nameはカンマ区切りで複数指定できます。
※無条件に自分(NOTIFYコマンドを登録したオブジェクト)は送信されます。
- Aliasで指定する
Alias要素へ送信するオブジェクトのAlias値を指定します。
複数指定することはできません。Nameと違いAlias名は重複指定可能ですので、 1つのAliasで複数のオブジェクトを指定することが可能です。
ラジオボタンについて
通常 NOTIFY は機能オブジェクトを指定し、グループ オブジェクトは指定しませんが、ラジオグループだけ、 特別に指定することができます。
ラジオボタンを指定するよりも、ラジオグループを指定した方が便利に使用できます。
- NOTIFYの Name もしくは Alias でラジオボタンを指定した場合
他のオブジェクトと同様の動作をしますので、指定されたオブジェクトの CONDITION コマンドを送信します。
※選択されている・されていないは確認しません。Attr要素の値がONでもOFFでも送信します。
- NOTIFYの Name もしくは Alias でラジオグループを指定した場合
グループ内の選択されているラジオ ボタン オブジェクト(Attr要素の値がONのもの)の CONDITION コマンドを送信します。
ステーション → 端末 UPDATE
端末のオブジェクトの状態や値を変更する為にステーションから端末に対して送信するコマンドです。
端末 ステーション ←Command:UPDATE 更新時
存在確認と終了通知 KEEPALIVE
端末が存在するかどうか(アプリケーション起動中かどうか、ネットワークが繋がっているかどうか)確認する為に ステーションが端末に定期的に送信するコマンドです。
端末は KEEPALIVE コマンドを受信すると、 KEEPALIVE コマンドを返信します。
端末は通常、ステーションからの確認で、応答として、この KEEPALIVE コマンドを送信しますが、 ユーザの意思によっての終了時(メニューの終了時や HOME キー押下などによる中断時)には、端末側からの 発信として KEPPALIVE コマンドが送信されます。
この時、コマンドには、Status要素に、値 DESTROY という情報を付加します。
端末 ステーション ←Command:KEEPALIVE 定期送信 Command:KEEPALIVE → 応答 Command:KEEPALIVE Status:DESTROY→ 終了/休止時
ダイアログエディタで登録できるコマンド
ダイアログ エディタでの画面作成時、ダイアログやオブジェクトのコマンド送信ポイントで、任意のコマンドを 登録することが出来ます。
登録できるコマンドは次の7種(8項目)です。詳細は次章を参照ください。
- UPDATE
状態/値の変更(指定のオブジェクトの状態や値を変更します)
- SENDCOMMAND(GETFILE)
ステーションへ GETFILE コマンドを送信します
- SENDCOMMAND(HELLO)
ステーションへ HELLO コマンドを送信します
ダイアログ・プロパティーのコマンド送信ポイント
- OnTimer
登録したタイマーが時間経過となった時
オブジェクト・プロパティーのコマンド送信ポイント
- OnClick
オブジェクトがクリック(タッチ)された時
- OnSlide
スライドバー オブジェクトのつまみを移動させた時
要求コマンド
コマンド 通知コマンド(アンドロイド端末→サーバ)
NOTIFY 状態通知コマンド
要素 | 説明 |
Command | コマンド名。NOTIFY固定 |
Event | コマンド開始トリガー。変更不可 |
Name | 対象オブジェクトの名前(Name)を指定。カンマ区切りで複数指定可能。 |
Alias | 対象オブジェクトの別名(Alias)を指定。複数指定不可。 |
OPEN オープンコマンド
要素 | 説明 |
Command | コマンド名。OPEN固定 |
Event | コマンド開始トリガー。変更不可 |
File | コマンド対象のファイルを指定します。 |
FileSource | ファイル取得場所 |
| STASION | PGSサーバから取得します。(省略可) |
BUILTIN | プリインストールのフォルダから取得します。 |
STRAGE | FilePathで指定される外部ストレージから取得します。 |
URI | FilePathで指定されるWebサイトからダウンロードして取得します。 |
FilePath | FileSourceがSTRAGEまたはURIの時のパスを指定します。 |
CLOSE クローズコマンド
要素 | 説明 |
Command | コマンド名。CLOSE固定 |
Event | コマンド開始トリガー。変更不可 |
UPDATE 更新コマンド
要素 | 説明 |
Command | コマンド名。UPDATE固定 |
Event | コマンド開始トリガー。変更不可 |
Name | 対象オブジェクトの名前(Name)を指定。カンマ区切りで複数指定可能。 |
Alias | 対象オブジェクトの別名(Alias)を指定。複数指定不可。 |
Text | 更新するテキスト値。 |
Attr | 更新する属性。 |
Data | 更新するデータ。 |
Value | 更新する値。 |
Hide | 更新する表示属性(通常/消す)。 |
Disable | 更新する表示属性(通常/無効)。 |
SOUND 音再生コマンド
要素 | 説明 |
Command | コマンド名。SOUND固定 |
Event | コマンド開始トリガー。変更不可 |
File | コマンド対象のファイルを指定します。 |
FileSource | ファイル取得場所 |
| STASION | PGSサーバから取得します。(省略可) |
BUILTIN | プリインストールのフォルダから取得します。 |
STRAGE | FilePathで指定される外部ストレージから取得します。 |
URI | FilePathで指定されるWebサイトからダウンロードして取得します。 |
FilePath | FileSourceがSTRAGEまたはURIの時のパスを指定します。 |
TIMER タイマーコマンド
要素 | 説明 |
Command | コマンド名。TIMER固定 |
Event | コマンド開始トリガー。変更不可 |
Time | インターバルをミリ秒で指定します。 |
SENDCOMMAND コマンド送信コマンド GETFILE
ファイル取得コマンドをステーションへ送信します。
要素 | 説明 |
Command | コマンド名。SENDCOMMAND固定 |
Event | コマンド開始トリガー。変更不可 |
SendCommand | 送信コマンド名。GETFILE固定 |
File | 取得するファイル名。 |
FileSource | ファイル取得場所 |
| STASION | PGSサーバから取得します。(省略可) |
BUILTIN | プリインストールのフォルダから取得します。 |
STRAGE | FilePathで指定される外部ストレージから取得します。 |
URI | FilePathで指定されるWebサイトからダウンロードして取得します。 |
FilePath | FileSourceがSTRAGEまたはURIの時のパスを指定します。 |
ObjectName | 受信したことを通知するオブジェクトの名前。 |
SENDCOMMAND コマンド送信コマンド HELLO
HELLOコマンドをステーションへ送信します。
要素 | 説明 |
Command | コマンド名。SENDCOMMAND固定 |
Event | コマンド開始トリガー。変更不可 |
SendCommand | 送信コマンド名。HELLO固定 |